もうすぐ、1年になります 〔3.11東日本大震災〕


東北に甚大な被害を及ぼし、日本全土が揺れたあの日から1年となります。

ここまで、さまざまな思いを抱いて、復旧・復興を目指した人々、心の傷から立ち直ろうとする人々、被災地に思いをよせ応援し続ける人々、それぞれの1年間が過ぎていきましたね。

いまだに、脱原発の声を高々と、デモの予定も日本中であるようです。


こんな中、家の事情により急遽、実家の福島へ戻ってきております。

奇しくも、3.11直前に福島から呼ばれたような感覚があり、戻った福島の海沿い地方ですが、震災前と変わらない人々の交流があり、誰しもが普通と変わりなくすごしている様子がうかがえます。

「福島の人はもっと怒っていいのに」

こういった声も聞こえるのですが、こと、私の両親ときたら、

「起こってしまったことは仕方ないからねえ・・・」

「原発ができて、土地も安く手に入れて、立派な家を建てた人もたくさんいるんだからねぇ...」

「騒いだってしょうがないからね」


出てくるのはこんな言葉です。


若い世代、原発のある地域に今も暮らす若者たちは、

「子供ができたけど、怖くて産めないから、中絶した」

「どうせ死ぬなら、もう、死ぬまでここにいるつもり」

「おれ達は、実験台だから... そうそう、マウスみたいなものだから...」


こんな風にいいながら、生活をしているようです。


年寄は行く場所もなく、行く場所があったとしても決して動きたくない。

生まれた場所で生きて行きたいのです。


こんな福島県、実家には今日、東京電力株式会社より、「自主避難にかかる費用返還」の申請書が届いておりました。

現実は静かに淡々と、ただ人々は今までの幸せを大切に生きようとしているだけなんです。



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